minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

怒りでできている

過去を振り返って色々と考えて。

男に抱かれたのは自傷行為

精神医学やら心理学の本を読み漁り。

解離性人格障害をお手本に精神安定させて。

 

多分。

誰にも頼れず。

誰も助けてくれず。

 

根本にあるのは、怒り。

 

解離性人格障害の人が人格を統合した時に最後に残るのがやはり怒り。

 

参考にしたのがいけなかったのか。

 

ふと。

 

それを最近とても感じる。

いけないこと。

 

死は未だに望み。

 

最愛の人に殺されたい。

そんな人ができればだけれども。

 

幸せの絶頂で死にたい。

 

不幸なことがあれば、死にたくなるし。

幸せなことがあっても、それが続くわけではない、いつかは失われると思うと死にたくなる。

 

結局何をしてもどうしても死にたくなる。

 

 

怒りと絶望だけ。

自滅

今から13年前。

唯一、結婚を考えた相手がいた。

とはいえ、パートナーシップ制度もない時代。

籍を入れるというよりかは、この人と寄り添って生きていきたいって、守ってあげたいって思えた人。

早々に別れて別の道を歩んだけれども、別れてからも10年近く引きずって、吹っ切れたのはつい数年前。

 

別れた後、2、3日は、何も喉を通らず。会社に行っても仕事が手につかず。

結局夏休みを取得して1週間休んだ。

相当なうつ状態でどうにもならず。

 

 

つい先日、この時の相手にそっくりな外見をした人と出会い。

土曜に2回目で会ってきた。

最初は嬉しい気持ちで舞い上がるほどだったのだが、時間が経つにつれ、またあの笑顔を失うのかと思うともう情緒不安定。

始まってもいないのに、勝手な妄想で落ち込んで泣いて塞ぎ込んで、何もやる気にならず廃人と化す。

すべて頭の中の妄想。

だけれども、それで精神が不安定になるほどに。

 

年齢も名前も違うのに、当時の相手を重ねてしまい。

なにもないのに、すべて頭の中で話が勝手に進み、あの笑顔をまた失うというトラウマに襲われ塞ぎ込む。

 

考えすぎ。

そういうことなんだろうけども、一度失った恐怖はあの感情の動きは、ただただあの絶望がまた蘇ってきて。

 

 

苦しい。

 

ただそれだけ。

消失願望と躁鬱

ほぼ毎日。

もしくは二日に一度。

もしくは週に三日。

 

喪失感と消失願望に囚われる。

自殺願望とは違う。

自殺をしてはいけない呪縛に囚われているから、それはない。

が、消えてしまいたい。

いなかったことにしたい。

それは小さい頃から。

 

写真に残るのも嫌い。

存在していたことを残すのも嫌い。

できることならそっと、存在していたこともなかったかのように消えてしまいたい。

 

そんな願望。

 

 

 

その度合いは、躁状態鬱状態の振れ幅によって大きく異なって。

仕事がうまくいけばいくほど、楽しければ楽しくしていられるほど、その反動でくる鬱状態になった時の消失願望はひどく。

 

消えてしまいたい。

 

 

怒り

世の中に対しての怒り。
理不尽なことに対しての怒り。
全てが敵で。
誰も守ってくれなくて。
誰にも頼れなくて。
誰とも本音で付き合えなくて。

 

心身ともにキズものにされたと感じていて。
嫌なのに逃げられなくて。
いつしかセックスで求められることだけが自分の存在価値になり。

 

HIVとの恐怖。
誰にも相談できなくて。

 

行きずりの男含めて数千人の相手をして。
求められないことが恐怖でしかなくて。
乱暴に扱われることを求めるようになって。

 

どこにも居場所なんてなくて。

 

自分が自分ではなくて。
離人症鬱病パニック障害摂食障害
依存症。

 

満たされなくて。
過食になったり、買い物依存症になったり。


抑えていたことが爆発した。

 

 

痴漢、セクハラ。

そんなもの、ただ触られただけ、言われただけ。

大したことないじゃないか。

過剰に反応して、女性蔑視だとかいう人たちは、男が男にレイプされることはどう思うんだろうか。

それだけではなくて、今では触れてもいないのに痴漢とか。

自意識過剰すぎる。

 

これくらい経験すれば、そんなのどうってことなくなるのに、たかだかその程度のことで。

馬鹿みたい。

 

 

女性は弱い生き物。

女性は社会的な地位が低い。

じゃあ、ゲイは?

 

 

 

男の自分の場合、襲う側にもなることはできる。

 

イヤダイヤダと思っていた、セックスの相手も、気がつけば喜んで相手するようになって、

気がつけば、普通のセックスでは物足りなくなって。

乱暴に扱われたくなったり、乱暴に扱いたくなったり。

SMという世界に足を伸ばして。

刺激が足りなくなる。

刺激が。

 

最初の刺激が強すぎるから。

普通の暮らしをしても、物足りなくなる。

 

離れるのが不安になる。

恋愛すれば重たいと言われ。

 

愛情が欲しいけど、どうしていいのかわからないし。

 

 

すべてなくなった。

 

 

私は絶対許さない

映画“私は絶対許さない”を観た。

 

http://watashihazettaiyurusanai.com

 

時間が経ち、少し落ち着いてきたので、感想を書いてみる。

 

 

15歳でレイプされた少女のその後の話。

 

自分も15歳でレイプされた。

それから散々な思いをしてきて今に至る。

この映画の説明を読んだ時に、これは自分の映画だと思って、気軽な気持ちで観に行った。

当時のことは、最初にレイプされている最中のことは、未だに覚えてはいない。

記憶は抜け落ちて。

 

でも、なんとなく消化してきていて、もう大丈夫だろうと。

過去と正面から向き合ってみようとも思って。

精神科医でもある和田監督が描くというのも興味があった。

 

 

被害者の主観映像で進行していく映画。

レイプされているシーンも主観。

性の欲望に、悪魔に乗っ取られたかのような男たち。

なんとも言えない感覚。

あの顔。

あの見え方。

 

 

でも、このシーン自体はなんてことなく、過ぎ去る。

それからの彼女の生き方が、とても痛くて。

 

 

15歳の元旦、私は死んだ

 

 

このキャッチコピーが痛くて。

男と女。

ディテールは全然違う。

だけど、こんなに痛い思いをして人の話を聞いたのは、観たのは初めてかもしれない。

 

心身ともに穢れて。

生きていてはいけないと感じて。

自殺してはいけないという洗脳にかかっていたので、リストカットすらしなかったけど。

道の外し方は違うけど、似たような気持ち。

 

彼女は死んだと感じて。

自分はもう死ぬと感じて。

 

 

誰にも話せない。

誰もわかってくれない。

男に抱かれるなんて、嫌だったはずなのに、結局わかってくれるのは、というよりも、受け入れてくれるのはそういう人たち。

だから、セックスに溺れていく。

男に溺れていく。

いつしか感じるようになって、いつしか男が気持ちよくなってくれるのが嬉しくなって。

それが生きがいだと感じて。

それだけしか存在価値はないと感じて。

 

彼女はお金をもらっていたし、風俗に身を委ねた。

自分も女だったら、おそらく風俗嬢になっていた。

けど、男だったから。

女の代わりにだかれる慰み者だったから。

お金なんてもらわなかったし、もらいたくなかったし。

 

リストカットではなくて、もう穢れた存在で、10年後には死んでいるんだと思ったから、欲望に身を委ねて、男たちのはけ口になって、

世の不浄をすべて受け止めて死んで行こうとおもった。

だから求められれば抱かれた。

 

人形流しで流される人形のように。

依代として。

 

最初のレイプの記憶はない。

けども、それ以降の記憶はある。

女の代わりに性のはけ口にされる。

その時にみた風景が、冒頭のレイプシーンにシンクロして。

シーンの中で飛び交う言葉が、シンクロして。

 

その後のシーンでフラッシュバックのように映像が流れるのが、まさに現実にあって。

自分が自分ではないと感じて、どこか冷静で自分の行動を見ていて。

それが、映画では、死んだ少女が幽霊のごとく現れて冷静に問いかけて。

 

シーンが進めば進むほどつらくて。

 

 

看護師になりたい気持ちもわかる。

自分は医師になりたかった。

精神科医に。

 

そして、昼は看護師をしながら現在の夜の仕事もよくわかる。

たぶん、それは離れられない。

逃れられない宿命。

 

 

映画を見終わった後、席を立ち、映画館を出て、頭の中に薄い膜が張ったように。

酒を一滴も飲んでないのに、まっすぐ歩けなくて。

息苦しくて。

吐きそうで。

パニックになって。

自分の経験と、彼女の経験がシンクロして、彼女の人格すら投影して。

 

まだ面と向かって過去に対峙することはできないみたいだ。

 

 

 

2日経って、今こうして書いているけれども。

普通の人には、彼女の進路の揺らめきは理解できないんじゃないかなと思う。

小説を読めばわかるのかもしれないけど、映画では、時間の関係なのか、プツプツと飛んでいる。

普通の人は何を思うのだろう。

 

小説を読んでみたい気もするけど、てはだせない。

そして、彼女が今もこれからも元気でいてくれることを望む。

 

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私は絶対許さない。これは私の話だ。

http://watashihazettaiyurusanai.com

 

15歳でレイプされる。

孤独。

風俗嬢になる。

離人症

うつ病

 

共通点が沢山あって、これは私の話だ。

そう直感で思った。

ぜひ見に行かないとと軽い気持ちで足を運んだ。

 

もちろん、男と女。

細かいエピソードは全然違う別の人生。

だけれども。

大筋の流れは同じだった。

気持ちの揺らぎというべきか。

 

世の中に対しての怒り。
理不尽なことに対しての怒り。
全てが敵で。
誰も守ってくれなくて。
誰にも頼れなくて。
誰とも本音で付き合えなくて。

 

どこにも居場所なんてなくて。

自分が自分ではなくて。
離人症鬱病パニック障害摂食障害
依存症。
満たされなくて。
過食になったり、買い物依存症になったり。

 

心身ともにキズものにされたと感じていて。
嫌なのに逃げられなくて。
いつしかセックスで求められることだけが自分の存在価値になり。

 

行きずりの男含めて数千人の相手をして。
求められないことが恐怖でしかなくて。
乱暴に扱われることを求めるようになって。

 

HIVとの恐怖。
誰にも相談できなくて。


抑えていたことが爆発した。

 

 

映画館を出て、息苦しくてめまいがして、パニック障害の症状に似たものがでて。

頭の中にフィルタが一枚かかって、現実なのかどうかわからなくなって。

嘔吐感がすごくて。

 

家までの帰宅は無事に帰れるかどうかわからないものでした。

 

いろんなことを思い出して。

いろんな感情が溢れ出して。

また自分とは別の人格であるはずのこの主人公の感情が乗り移って。

 

とてもつらくて苦しい映画。

 

これがざっくりとした主観の感想。

 

落ち着いたらまた書く。

 

ミッドナイト・ジャーナル

【テレビ東京 春の開局記念ドラマ】ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実 :テレビ東京

世間を震撼させた連続誘拐殺人事件。
犯人は捕まり、事件は解決したかに思えた。
しかし…事件は終わっていなかった。

世紀の大誤報、警察と新聞社の攻防、立ちはだかる組織の壁。
このドラマは、様々な障害を乗り越え、今世紀最大の凶悪事件の「7年越しの真実」に挑もうとする事件記者たちの奮闘物語である。

 

3/30放送のドラマを録画していて、見始めた。

少女が車に乗った犯人に襲われる所。

 

駅の場所はどこ?

 

道を尋ねるのが常套手段なのだと。

こんなこと知っていたら、あの夏の出来事は回避できたのに。

 

自分が襲われた時もまさしくそうだった。

車から声をかけられて、道を聞かれて、そのまま車に引き込まれてレイプされた。

 

あの声をかけられた瞬間に一瞬フラッシュバックする。

 

思わずドラマは続きを見られなくてとめた。

 

あの声をかけられた瞬間。

触れられた瞬間に戻る。

 

でも、幸いそこから先の記憶はない。

だから思い出すことはない。

次のシーンにジャンプするのみ。

 

 

子供の親切心、善意につけ込む卑劣な行為。