minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

ギフテッド続き

思わず、のめり込む。

 

ドンブロフスキはOEを次の5つの分野に区分けした。

1 精神運動性OE:一般的に「落ち着きがなく頭の回転が速い」印象を与えるもので、身体的多動だけでなく、話すスピードが速い、話が一気に飛躍する、頭が働いて眠れない、という精神的多動を示す。

2 知覚性OE:「神経質」という言葉で表される性質で、増長した知覚意識を持ち、まぶしい光、大きい音、匂い、触感など感覚器官に与えられた刺激に過剰に反応する。靴下の縫い目や服のラベルが気持ち悪かったり、隣室の時計の時を刻む音が気になって集中できない、などの例がある。鋭い感性は、幼少の頃から絶景に息を呑み、名曲に涙を流すといった美的感覚にも通ずる。

3 想像性OE:隠喩などの詩的表現に優れる。「注意力散漫」と見られ、「おとぎの国の住人」と揶揄されるほどの強い想像力をもつ。白昼夢を楽しみ、前夜見た夢にも過剰に反応する。いわゆる英語圏で言うところの、"think out of the box"(枠にとらわれない独創的な考え方)あるいは"think different"ができる能力として賞賛される資質である。

4 知性OE:一般に広く知られているギフテッドの特徴。知識とロジック、新しい意味を渇望し、疑問を追求し、理論的な分析や真実の探求を愛する。そのため高度な科学・ドキュメンタリー番組を好んで見たり、頭脳パズル、知覚・論理ゲームを好む。

5 感情性OE感情の種類と幅が大きく「ドラマチック」な反応を示す。より楽しみ、より悲しみ、より腹立ち、より驚き、より恐れ、より共感する。深く感情移入し、愛着心、責任感、自省意識も非常に強い。ある程度の人生経験を持つギフテッドには、相手の気持ちを鏡のようにリアルタイムで読取り、共感する人もいる。

 

どの分野のOEが強いかは個人差がある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ギフテッド より

 

 

1 精神運動性OE これについては、頭の回転が速いと言われるし、話が一気に飛躍する、頭が働いて眠れないという認識もある。特に考え込みすぎると眠れなくなる。気がついたら明るくなっているということはよく。睡眠導入剤を何種類か試したが、うまく効く薬が見つからず、現在は飲んでいない。

 

2 知覚性OE これについては、神経質と言われていた。(今はそれほどでもないが。)大きい音、匂い、触感など感覚器官に与えられた刺激に過剰に反応することがある。最近は無くなってきたが、小さい頃は、神経過敏で、特に匂いには過剰反応を示したし、触覚などについては、感触がいつまでも残っているような。視覚も他の人が気にしないようなことにばかり目がついていた。

 

3 想像性OE “詩的表現に優れる。“は実感がないものの、想像力と妄想力は果てしなく。他人と自分の境界がなくなることも多々あった。相手の人の気持ちや考えていることを想像して、それが、その人が考えていることなのか、自分が考えていることなのか。実在しない人物、小説や映画の世界にのめり込んで、登場人物にも大きな感情移入をしてしまい、現実と非現実が区別つかなくなる。

 

4 知性OE “知識とロジック、新しい意味を渇望し、疑問を追求し、理論的な分析や真実の探求を愛する。”こんなたいそれたことではないが、興味のあることに関しての知識欲はものすごく。本を読み漁ったり、考えたり。体を動かすよりは頭を動かす方が好きだった。興味のないことに関しては、さっぱりなのだが。

 

5 感情性OE 深く感情移入し、愛着心、責任感、自省意識も非常に強い。ある程度の人生経験を持つギフテッドには、相手の気持ちを鏡のようにリアルタイムで読取り、共感する人もいる。” 想像性OEでも書いたが、共感、感情移入が半端ではなく、それが想像なのか、実際なのかはわからない。が、話したことがなくても行動パターンを見ている人の感情や思考パターンを推測することはできて、それを話すと驚かれることは未だにある。

 

OEが強いほど、毎日の生活が強烈な体験となるが、特に想像性、知性、感情性において過剰に反応する人間は、他人に比べて日常生活を深遠に体験し、人生の苦楽も激しく感じる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ギフテッド より

 

 

鬱状態。ちょっとしたことに、過剰に反応してしまう。状況によって、躁状態になったり、鬱状態になったり。

大したことではないことがきっかけで、そうなってしまう。

本を読んでいたり、映画を見ていたり、そういうトリガーではなくて、頭の中で想像して、気持ちを揺さぶられて、一人喜怒哀楽に苦しめられる。

なんで生きているんだろう、そんなことから。

死んでしまえたらいいのに。そんなことも考える。

 

側から見ると、落ち着いて、動揺もしなくて、どっしりと構えているように見られるが、頭の中では、いつも騒々しい。

それが、周りには伝わらないし、そんなこと相談できる人もいなかった。

 

 

ギフテッドのwikipediaを読んでいると、一つ一つの項目に当てはまることがあり、いろんなことを思い返す。

 

自分とは何者なのか、常日頃から考えているテーマに一筋の光が見えてきたような気がした。

40歳の春。