minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

抗不安薬

高校時代から、ごまかしごまかし、薬を飲んできた。

 

本当のことなんて、精神科に言っても話せない。
だから、適当に、理由はないけど、死にたいって言って。
抗不安薬を処方してもらってた。

 

デパス錠。

 

大学に入って、しばらく精神科とも距離を置いて、薬は飲んでいなかったと思う。
すぐにまた飲むようになるのだが。

 

高校時代は精神科。
大学に入った頃には、心療内科などができ始めて、メンタルクリニックなど、いろんな専門医ができてきた。
20代。
社会人として働きながら、定期的に通っていたのかどうかも覚えていない。
でも、辛くなるとなんだかんだ理由をつけて薬をもらっていた。

 

新卒で入った会社にいた頃も、3年目くらいには辛いことがあって、メンタルクリニックに通っていた。
本当のことなんて言えない。
本当のことを話すには、まずゲイですとカミングアウトしなければならないから。
だから、話せない。
適当に理由を作って薬をもらっていた。
ずっとデパス

 

新卒の会社は、その時に上司になった人からのパワハラで辞めることになるんだけど、それも含めてデパスにたよっていた。
常にデパスを飲んで、持ち歩いて。
夜な夜なクラブに遊びに言って、始発で帰る。
そんな生活をしていた。
お酒もタバコも。
合法ドラッグと呼ばれているものはとても身近にあって、今みたいに取締りの対象ではなかった頃。
対象ではなかったと言うよりも対象にできなかったというほうが正確なのかな。
乱れた生活。

 

そんな生活をしていて、家に帰ったり帰らなかったり。
デパスは常にバッグの中。

 

とある時に、クラブに行って、入場後にクロークに荷物を預けた。
当時は、大きな荷物は持ち歩くと邪魔だから、小銭とタバコ。それらが入る程度のバッグを持ち歩いていた。
美容師さんがハサミなどを入れるような腰に巻くバッグ。

 

しばらくして、デパスが手元にないことに気がついて、軽くパニック。
無いということに不安がどんどん膨らんで。
どうにもならなくなって、すぐに出た気がする。

 

完全に依存していた。
飲む飲まないではなくて、持っていることに対しての安心感。
いざとなったら飲めば安心できる。
そんなお守りがなくなってパニック。

それ以来デパスは怖くなって、辞めた。


今では、パキシル
当初はドグマチールと組み合わせていたのだが、ドグマチールは効果があるのかわからずに辞めた。
パキシルは、辞めたいんだけど、長く常用しすぎて、自己判断で辞めたら離脱症状が出てしまい。
結局飲んでいる。
今は、精神科医に相談しながら、少なくする方向にする予定だけれども、結局なんだかんだと定期的に飲まざるを得ないことがあって、減らない。


睡眠障害で、睡眠導入剤を処方されているんだけども、合う薬がなくて、デパスを処方されてはいる。
デパスは怖いから嫌だということで頓服で。
でも、結局口にするのが怖くて、飲んでいない。