二次元は愛せない。
を観てきた。
すっごくすっごく迷った挙句観に行くことに。
岩井俊二監督が好きで、この映画、当時何度も映画館に通った思い出。
テアトル新宿に何回も。
DVDも買って、サントラも買って。
それだけ思い入れがある映画のアニメ化、ということですごく迷った。
今のアニメーションの表現は苦手で、好きになれない。
しかも声優ではなく、俳優が。
この時点で拒絶反応。
でも、REMEDIOSのサントラ。
それを頼みに観に行った。
実際には、”Forever Friends”だけで、あとはオリジナルだったが。
映画を見ていても、実写のシーンが思い浮かぶ。
もう何年も見ていないのに、それでも思い浮かぶ。
奥菜恵の顔。
山崎裕太の演技。
そして、小橋賢児の表情。
途中までは。
途中からは、オリジナルの脚本。
もともと短編の話で、それを一本の映画にするということで、尺が足りなかったのだろう。
ストーリーも別物。
菅田将暉の声には違和感あるし、なずなの声も。
実写のシーンにそっくりなシーンが出てきたり、懐かしさはある。
だけど、アニメーションの表現が、全て苦手。
風景のシーンは平気。
人が出てくると、もう。
リアルを求めているのか、今の技術というか表現の中途半端さがとても気持ち悪い。
それと、小中学生の危うい表情、感情が、アニメでは表現できていないと思う。
歳のせいか、実写がいいと思ってしまう。
ということで、映画は醒めて見ていた。
だから、まさか泣くとは思わなかった。
forever friendsが流れてきたときに、一気に。
感情が溢れ出して号泣。
映画をみて感動ではなくて、映画に触発されて、forever friendsが引き金となって、まだ純粋だった頃を思い出して。
忘れていた思いが一気に溢れ出した。