汚いものに蓋をする
保毛尾田保毛男を放送するフジテレビの無神経、広がる視聴者の嫌悪感(秋元祥治) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/akimotoshoji/20170929-00076334/
このニュースを見て、改めて思った。
自分はゲイだし、ホモ。
そんな自分がこのニュースをみて、まず感じたのは、気持ち悪いということ。
無神経、嫌悪感。
そういう言葉を並べているけど、どちらが無神経なのだろうか。
嫌悪感って何?
そりゃ、このキャラクターで不快な思いをした人が思い出したくない過去を思い出す。
それは残念なことだとは思う。
けど、それって、こういうセンシティブなキャラクターだけではないでしょう?
大体、LGBTという言葉が普及して、とか、さも認知されているような書き方しているけど、認知されているのは、虚像だけ。
現実ではない。
マツコやミッツみたいな女装している人や、女になりたいKABA.ちゃんやはるな愛にしても少数。
LGBT(ゲイ)にとってのリアルは、男として男が好きな人たち。
それでも、全体の何割かはわからない。
あらゆるパターンがあって、一概にこれって言えないのがLGBTだと思うんだけど。
そして、男として男が好きな人たちにとっては、保毛尾田保毛男はよほどリアルな偶像なんだけどな。
現実をみたくない。
もしくは、バレたくない。
そういう人にとっては迷惑な話かもしれないけど、余計な忖度で勝手に自粛とか、それこそ。
ああいう人たちもいて、そういう人たちにどういう接し方をしなければならないのかを教えるのが教育だと思うんだけど。
そういうこともせずに、子供の教育上よくないとか、そんなの。
別にバラエティで取り上げる必要はなくて、ドキュメンタリーとして、LGBTの生活を追って行ったものが放送されるのでもいい。
けど、そういう人たちの存在自体をテレビやメディアから消すというのはどういうこと?
初めから存在しない人たちって認識?
見せてはいけない人たちだから見せない。
テレビから消す。
だから差別なんてなくならないんじゃないの?
笑いに変えていたって、そういう人たちがいて、っていうことを知る機会にはなるでしょう?
なんでもかんでも批判して、世間の目から隠して。
それって、余計に自分たちを苦しめていることになるんじゃないの?
だいたい、都合の悪いところだけ、批判して、知らせないで、理解しろとか随分と勝手な話だよね。
キャラクターだってなんだって、まずは認知してもらって、そこからなんじゃないの?
だからLGBTがいることは知っている。べついても構わない。
だけど、身近にはいてほしくない。
そういうアンケート結果が出るのだと思うけど。