minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

PTSDとの向き合い方

中3にあんなことがあって、PTSDというか、なんというか。

今でならきっとPTSDになっていたんだろうとは思う。

 

中1の頃から、人の精神の世界というものに興味をもって、心理学や精神医学の本を読みふけっていた。
そして、あの件以降は、同性愛について調べた。
ある国では病気として認められ、ある国では死刑になり。
日本での歴史も調べた。

 

だけど、どうにもならなくて。
当時の自分は自分が見えなくて。
受け止められなくて。

 

精神科に通った。
高校の時。
小遣いから捻出して。
だけど、本当のことなんて話せなかった。
とりあえずうつ病の症状を伝えてデパスを処方してもらう。

 

精神科では救われなかった。

 

結果、多重人格者の精神構造を参考に逃げた。
今辛いのは本当の自分ではない。

 

まさに、自分が自分なのかわからなかったし、認めたくなかったし。
男が恋愛対象なのか女が恋愛対象なのか、それとも恋愛なんてできなくなっているのか。
まったくわからない。

 

だから、受け入れがたいことがあると、人格を切り分けて、使い分けて。
そうしないと高校生活はまともに送れなかった。
というか、実際に送れていないけど。

 

それぞれの人格に名前もあって、使い分けて。
けど、本当の解離性人格障害ではないから、記憶を失うことはなくて、ただ演じ分ける。
常に演じ分ける。
サトラレないうように。
バレないように。

 

最初は振れ幅も少なく、切り分けもままらなず。
だけど、なれていくうちに、性格も話し方も変わるようになって。
どんどんどんどん乖離して。

 

救われたいから、20代でもいくつかの病院は回った。
心療内科という言葉が出てきて、クリニックも増えて。
何軒か回った結果。
誰も信用できない。
決まり切った教科書通りの質問。
別に本当に心配しているわけではないのに、過剰な演技。
誰も信用できない。

1人だけ、この人ならって人もいたけど、中3の時のことは話せず。

 

不眠などの睡眠障害だけではなくて、ストレスにも弱く。
抗うつ薬などを飲めば、デパスに関していうと依存症になりかけ。
弱くて依存性の低い薬をもうかれこれ10年以上は飲み続けてる。
やめたいけど、やめられない。
いきなりやめると解脱症状が出てきてしまって。

動けなくなる。

 

すこしずつすこしずつ量を減らして。

 

 

人格の使い分けは、関わる場所が増えれば増えるほど、増えていき、
それぞれ振れ幅が広くなって、記憶も曖昧になったりして。

 

40手前にして、もう限界になり、今年の夏使い分けをやめた。
そして、おかしくなった。
できていたことができなくなった。
心を完全に閉ざして、感情を殺していた自分はいなくなったものの、感情を殺していたからこそできていたことができなくなった。

今は、まだ安定していない。

 

けど、少しづつ。
今まで使い分けてきた人格は全て自分と言い聞かせて。