minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

男性性被害者

yahooのニュース記事で見かけた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00010007-nishinpc-soci&p=2

 

昔からあること。

昔から隠匿されてきたこと。

昔から差別されてきたこと。

 

今、検索サイトで、

“同性愛 カウンセリング”

と入力をするとLGBTのサイトやら、救いがあるサイトがいくつもヒットをする。

 

でも、少なくとも10年前は。

 

同性愛は病気です。

治療しましょう。

 

そういうサイトがトップにたくさん。

心的トラウマを抱えていても、どこにも相談できない。

病気と最初から否定されてしまっては、なにも進まない。

 

今でもそういうサイトは存在する。

“同性愛 カウンセリング 治療”

というキーワードで検索すると何ページ目かにキリスト教のカウンセラーがそのような説明をしている。

 

まるでガンの告知をするかのように。

 

同性愛は病気ではない。

ただ、心の傷は消えない。

 

悩んで救いを求めている人に、頭から病気だから治療しましょうでは。

同性愛はウィルスで感染するものではない。

 

潜在的にそうだけど、隠して誤魔化して結婚して子供を作って。

そういう生活を否定するつもりもない。

たぶん生物としてはそちらの方が全う。

 

少なくとも、自分は、救いを求めていても、どこも見つからず、手遅れになっただけ。

25年前、インターネットも普及しておらず。

テレビで同性愛者といえばおすぎとピーコくらいの時代だもの。

男に犯されて、女の子なら妊娠しているかもしれないことをされ。

自分自身がわからなくなって。

どうしていいのかわからないまま、自分のことを求めて認めてくれたのは同性愛の人たちだった。

肉体目的だけど。

それでも、そこが唯一の居場所。

そして、気がつけばすっかりゲイに。

 

 

オープンになって、認めてもらえるのならいいのかもしれない。

でも、オープンになっても、自分のそばにはいて欲しくないって人がいる限り。

隠して生きて行かなければならない人はいる。

 

男性も性被害を受けているということが認知されれば、こういう被害は減るのかもしれない。

けど、ここが矛盾していることで。

LGBTというものが認識されればされるほど、おそらくLGBTの人たちは増える。

潜在的にそういうわけではない人でも、知識が増えれば、そちらの道に進むこともできてしまう。

肉体の快楽を知ってしまうと、戻れなくなる。

そういう世界を知らなければ、そういう道に進むこともない。

 

認識が広まれば楽に生きれる人が増えるのかもしれない。

けど、認識が広まれば広まるほどLGBTの数が増えていく。

 

これは生物としていいことなのかどうなのか。

自分にはわからない。