minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

彼の愛したケーキ職人

12月28日。

仕事納め。

こっそりと抜け出して映画を見て帰宅。

 

イスラエルの映画。

 

ひとりの男を愛した男女の物語と聞いて、きらきらひかるのような世界を想像してしまっていたために、予想を外す。

断片的な記憶を見ているようで、ストーリーが丁寧につながっているわけではなくて、置いていかれる気分でもあるのだけれども、そこはもう。

 

今の日本ではストーカー扱いされる可能性もあるような主人公の行動。

だけれども、とてもよくわかる。

 

唯一結婚をしたいと思った子に振られた時に、似たようなこと考えたし。

愛した人の足跡をたどって、その人と一体化するような気持ちはよくわかる。

側からみたらヤバいやつ。

だけど、とてもとてもよくわかる。

 

別れて10年間忘れられなかったあの子のことを思い出す。

今再開してもどうにもならないし、戻りたいわけではない。

ただ今となっては切ないだけの思い出。

 

そして、奇しくもその日はその子の誕生日。

そして、その子と同化するかのように生まれたもうひとりの自分の誕生日。

 

そんな2018年の年末。


あの子は元気でやっているのだろうか。

絡み合う意図

ガンダムNT

観てきた。

号泣。

 


映画としては破綻しているというか、興業的にはおそらく失敗。

ついて来られる人なんてそうそういない。

概念の話ばかりでまるでひとつの宗教のよう。

それも、この話は脈々とつづくガンダムの歴史を知らないと突然過ぎて理解なんてできやしない。

 

 

 

ニュータイプの行き着く先。

その言葉が指し示したのは、まさかの。

 


いろいろなものが絡み合って、こういう結末になったのだろうか。

 


自分が影響を受けてきたもの、それらが混ざり合って、同じ結末に進む。

なにかのおおきな意図のもとのように。

 

 

 

小学生の頃、ガンダムは盛り上がっていて、中学1年だっただろうか、逆襲のシャアの劇場版を私立中学に進学する友達と最後の別れのように、みんなで見に行った。

ガンダムは戦争モノ。

人の殺し合い。

そうだと思っていたから、興味なかったし観ていなかった。

 


突然、初見でみた逆襲のシャア

それは戦争モノであって、戦争モノではない

勧善懲悪ではなくて、どっちも正しい。

そう思える世界観で、その中で描かれるニュータイプの意識の繋がりにとてもシンパシーをかんじて、興味を持って。

そこから宇宙世紀ガンダムをすべて見直した。

 

 

 

同じ頃に観ていたNIGHTHEADやイティハーサ

大人になってから読んだ神との対話や時空のサーファー、そしてバシャール。

すべての世界観と繋がっているかのような内容。

 


肉体を捨てて、より高次元な世界により強いエネルギーに。

そして、時間さえも操れるようになる。

そんな説明聞いてもたぶんわからない。

 

 

 

 


映画としては破綻していて、興業的には失敗するだろうというのはそういうところ。

ストーリーはとってもとっても稚拙。

冷静な自分はそれを観てもなんとも思わない。

もう1人の感覚で感じている自分は号泣。

いろいろなバックボーンが複雑に絡み合って、消化していく

それはまるで魂の救済のように。

信じられる未来の世界のように。

 

 

 

この映画をみて、同じように感じているひとがどこかにいるかもしれない。そんな人たちともいつかは繋がれるのだろう。

いつになるのかわからないけれども。

混乱。渋滞。満員。

あっちの自分とこっちの自分ともうひとりの自分と。

そっちの自分と向こうの自分と。

 

頭というか気持ちというか胸というか。

満杯。

 

軽いパニック。

 

いっぱい。

 

渋滞。

 

 

誰だっていろんな自分を使い分けている。

だから、自分だけではないって思っていたけれども、やっぱり違う。

感じ方がなのか、脳内の処理の仕方なのか。

 

みんな同じ。

誰だっていろんな自分を使い分けていて、それでも問題なくやっているって言われるけれども、そうではない。

 

この混乱の仕方、普通の人はしない。

だから頭がおかしく思われる。

外からみて、何が起こったのかわからないと言われる

何を考えているのかわからないと言われる。

 

 

ドラマ高嶺の花の感想を見ていると、ひどいことが書かれている。

こんな混乱を経験していない人にはかけないようなひどいこと。

あれは、チープに見えるのかもしれないけれども、とてもリアルだし、とても深いの。

気持ちの機微な変化がちゃんと表現されているの。

それがわからない人には何がなんだかでつまらないドラマなのかもしれないけれども。

 

 

死にたい、消えたい、居なくなりたい。

ただ涙が出てくるだけ。

 

 

見えている世界が違う

去年から仲良くなった友人にそう言われた。

見えている世界が違うんだねって。

 

そんなつもりはなかったんだけど、認識する幅が違うということはきっとそういう風にも言えるんだろうなって。

この友人とは距離を置いたけれども。

というよりも、著しい鬱で。

 

そんななかドラマ高嶺の花で、こんなセリフがあった。

 

華道の天賦を持って生まれ、さらに人とは違うものが見える所におられる。

極限の孤独をお持ちになる方だ。

だから、一方で極端になってしまう。

とてつもなく強い反面、あまりにもろく壊れやすい。

 

言っている意味は違う。

こんな偉い立場の人ではない。

だけれども、この言葉がとても響いた。

というよりもとても引っかかった。

 

とてつもなく強い反面、あまりに脆く壊れやすい。

 

恐ろしく繊細。

なのに、とても大胆。

 

最近知り合った人にはこう言われることが多くて。

ものすごくネガティブで繊細。

ガラスの心の持ち主。

だけれども、時折すごい大胆。

 

この二つのことがシンクロして。

なんだかこの1週間モヤモヤとしてる。

 

躁鬱の症状なんだと思うんだけれども。

この極端な性質は。

だけれども、人に見えていない世界が見える。

それが関係しているのだろうか。と。

 

見えている世界が違うんではないんだと思う。

ただ、瞬間的な情報処理が早いから、一緒に歩いていても、あそこに何があったとか、そういうのが把握できるだけ。

同じ場所にいても、あっちであの人が、こっちでこの人がって場を把握しているだけ。

それだけなんだけれども。

 

ただそれだけなんだけど。

 

 

同性愛は趣味みたいなもの?

headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180801-00000083-asahi-soci

 

そう言ってしまえるあなたが怖い。

趣味でなった人なんて少数でしょうに。

 

自民党の人達。

なんて怖い。

 

生産性がないから、趣味だから、だから排除するって言っているようなもの。

 

レイプされて、、慰み者にされて、気がついたら体が反応するようになって、それでゲイになった自分も、趣味でやっているって思われているわけ?

 

見知らぬ外国人にレイプされたケースは少なくても、体育会系で気がついたらそうなっていたって人だって多い。

今の時代で言ったら性的虐待を受けてきたわけで。

絶対的な上下関係で先輩に命令されてとか。

それでも、趣味だと。

 

うまいこと抜け出して結婚して子供作っている人もいる。

だけど、抜けられなくなった人だっている。

 

同じことを女性がされていたら、とんでもないニュースになっている。

それが男性が被害者だからと放置、見て見ぬ振りをされて来たわけで。

違う人生だってあった。

だけど、それを奪われた。

 

なのに、それが趣味だという。

 

 

子供が産まれなければ日本がって言うのなら、社会制度を変えて、もっと子供が産みやすい社会にすればいい。

老害の利権を優先して、そういうことをしてこなかったツケを求められても。

同性愛者が排除されたら、次は?

子供が埋めない人?

育てられない人?

仕事ができない人?

障害者がターゲット?

知的にしろ精神にしろ身体にしろ。

生産性がない人。

 

 

政治家って何様なの?

自分のことは棚に上げ。

こんな日本にしたのは利権を貪って来た政治家だろうに。

 

いろんなところから略奪したら、どこも略奪するところは無くなって、政治家なんて要らなくなるのに。

誰のための政治?

誰のための仕事?

政治家の仕事ってなに?

 

マイノリティを排除して、マジョリティだけの世界にすること?

マジョリティだけの社会になったって、すぐにその中からマイノリティは生まれてくる。

その排除が政治家の仕事?

自分たちの立場を危うくする人、否定する人達を、統制を取るためと排除するのが政治家の仕事?

 

人間が聖人君子にならない限り、いつだって仲間はずれは起こる。

仲間はずれっていうのは、つまりマイノリティを作り出すということ。

敵がいなくなったらまた敵をつくるだけ。

そうやって自分たちは安全だと言い聞かせて精神を保っているだけ。

仲間外れにされるのが怖いから難癖つけて仲間外れを作る。

 

子供に指導なんてできやしない。

大人の世界の方がよほどひどい。

 

そんな汚れきった社会をまずは綺麗にしてください。

 

 

なんで生きているのだろう。

こんな長く生きているつもりなんてなかったのに。

なんで、まだ生きているんだろう。

25歳前後で死ぬと思ってたのに。

なんで助かってしまったのだろう。

 

年々ひどくなっていく、精神状態。

 

太宰治が同じ病気だったと知って、同じようになるのかもしれないと。

入水した玉川上水は育った所のすぐ近く。

学生時代は太宰治のことを考えたこともあった。

今の玉川上水は入水できるほどの水量もないけれども。

 

 

完全犯罪の犯人が、わざと情報を漏らして捕まる。

そんな気持ちが最近よくわかるような気がする。

一人で抱えるのがしんどくなる。

快楽殺人者がわざとメッセージを残して次々と殺していく。

それも、わかるような気がする。

 

 

普通ってなんなんだろう。

普通の人ってどうなのだろう。