minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

人と違うこと

 1歳から高校卒業するまで住んでいた場所は日本でも有数の美術大学から徒歩5分の場所。

 そこに通う学生はみんな個性的で、流行なんて関係ないという人たちだった。

 そんな環境で育ったからか、小学校中学校は、とても個性的。

 個性的というか、人と違うことがかっこいいというか、世の中からは隔離されていたかのような世界だった。

 

 中学時代、ビジュアル系バンドが出始めた頃。

 中学校では、J-ROCKのインディーズバンドがとても流行っていた。

 メジャーデビューなんてしてないから、テレビから流れてくることなんてまずない。

 自分たちで調べて、試して、聴いて、シェアして。

 給食の時間、音楽が流れてくるのだが、そんな放送もインディーズバンド。

 テレビの世界と現実の世界は違うものだった。

 

 高校に進学して、カルチャーショックを受ける。

 周りはテレビから聞こえてくるような音楽ばかり聴いていて、流行を意識している。

 自分がいいと思ったものを聞いているのか、テレビや雑誌がいいといっているからなのか。

 

 B’zをはじめとしたバンド達。

 ミリオンセラーを連発していた時代。

 だけど、多分一枚も買ったことない。

 興味がない。

 何がいいのかがわからない。

 だけど、周りはみんな聞いている。

 それ、本当にいいと思っているの?

 思っていたけど、聞けなかった。

 聞いているのは、主に流行に流されるタイプの人たちだったから。

 テレビでやっていることを真似したり、あれがかっこいいと言われれば、それに飛びつき。

 自分がない人たち。

 

 自分が仲良くなったのは、結局、そういうのではない個性的な音楽を好きだった人たち。

 といっても、本音で付き合えてたわけではないけど。

 本当のこと言えないから、うつ病のふりして、安定剤を処方してもらっていた高校時代。