パラレルワールド
並行世界。
この世界とは微妙に違う世界が多重に存在しているという概念。
また、オカルトな話。
最近、考えるようになった。
パラレルワールドは存在するのではないかと。
といっても、物質世界が多重に存在しているというようなオカルトではなく、認識のレベルでの話。
色の専門家として、勉強していた頃、よく話に出ていたのは、白人と日本人の見ている世界は同じかということ。
世界というと大げさかもしれないけど、色でいったらそうでもないのでは。
黒い瞳を通してみる色を青い瞳を通してみる色。
同じなのかどうか。
そういうことの積み重ねがパラレルワールドなんではないのかなと。
背が高い人と低い人。
同じ物質世界にいて、同じ景色を見ていても、見える世界は違う。
たとえ同じ身長の人だとしても、育った環境、経験、性格などによって、観るポイントは少しずつ違っているはず。
視覚だけではなく、他の感覚でも。
寒いと感じるか暑いと感じるか。
同じ空間にいても違う。
認識の世界では、誰一人同じ世界にいないのではないのかと。
世の中が複雑になればなるほど、気にするポイントは違って、生きていく世界が別れていく。
賃金の差による格差しかり。