minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

宗教観

 小さい頃から仏教新興宗教神道を見てきた自分としては、どこかの宗教に入るのは違うという漠然としたものがあった。

 キリスト教イスラム教、これらの唯一神を崇める宗教は根本的に合わない。

 自分たちの敵対する人間が崇める神を邪神と呼んで、撲滅してきた。

 太陽の神様がいて、月の神様がいて、水の神に火の神に、あらゆるものに神が宿ると信じてきた日本で日本人に生まれて身としては違和感しかない。

 

 かといって、キリスト教イスラム教を否定するつもりもない。

 自分の考えとしては、全て存在しているというもの。

 キリストもいて、アラーもいて、ゼウスもいて、天照大神もいる。

 その中で、どの神を信じることで救われるのか、選択の問題。

 

 

 昔、イティハーサという漫画があった。

 古代日本を舞台にした物語。

 目に見える神と目に見えない神、そして、人間と、半獣半人の話。

 この漫画が自分の宗教観を決定づけた。

 

 目に見える神は善神と悪神に分かれている。

 それぞれの正義に基づいて戦いをしていて、そこに人間が巻き込まれていく話。

 

 神を信じることによって救われる人がいる。

 善神だけが人を救う訳ではない。

 悪神によってのみ救われる人もいる。

 唯一神の治める世界は、思考を止めてしまい、停滞する。

 そして、強い信念があれば、神などいらない。

  

 

 水は流れて水となり、風は吹いて風となる。人はゆらいで人となる。

 

 

 神と人との関わり方、関係性。

 これが全てなんではないかと思う。