minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

アフタースクール

昨日テレビでたまたま見かけた。

 

TBSの『EARTH Lab ~次の100年を考える~』という番組。

子供が犯罪の被害にあう62%は夕方起きている。

ということから、子供を守るために、有意義な放課後の過ごし方を提案しているNPO法人が取り上げられていた。

 

特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール

 

これが素晴らしいなと思ったのは、今までに500種類以上のプログラムを小学生に提供してきたこと。

テレビでは、現役のミュージカル女優が子供にレッスンをしていたのだが、それ以外にも様々なことを体験できる場を提供している。

 

職場のアルバイトの子の人生設計というか、キャリアプランの相談に乗っていても思うのだが、世の中には人に知られていない仕事がものすごく溢れているということを知らない。

将来どうなりたいのか、どんな仕事をしたいのか、そう聞いても答えは返ってこない。

なぜなら、どうしたいのかがわからないから。

画一的な教育で、大学でも専門性を学んだところで活かせる仕事になんてなかなかつけない状態。

どんな会社に勤めたいのか、とかアンケート結果見てるとゾッとする。

 

業界で絞るのもいいかもしれないけど、どんな職種に就きたいのか、仕事に就きたいのか、これを考える必要があって、それを仕事にするには、どのようなことを勉強すればいいのか、どういう経験をすればいいのか、誰も教えてくれない。

 

だから、何も考えずに、いい高校入っていい大学出て、いい会社に入るとか馬鹿みたいな他人が敷いたレールに乗る。

その結果、主体性のない子になっている。

学校に入るのが目的になっていて、何がしたいかなんて考えていないから。

 

小学生の頃に、このようにしていろんな職業や仕事に触れるということは、とても刺激的でいいことだと思う。

具体的に何になりたい、とか、こんなことできるんだとか、学びの場になるし、成功体験にも失敗体験にもつながる。

次に何をしていけばいいのか考える力も身につく。

達成感も味わうだろうし、挫折も味わうかもしれない。

テレビゲームみたいに失敗したらリセットということはできないということも学べる。

 

ギフテッドの子なら特に良いだろう。

ギフテッドの子は、得意なこと苦手なことが人よりはっきりしている傾向にある。

文部省が定めた教育には不向きでも、こういう体験の中から自分の得意なことが見つかれば、自分を表現できるものが見つかれば、なんて素敵なことなんだろうと思う。

 

他のマイノリティでも同じ。

自分に自信が持てる何かがあれば、生き方は変わる。

 

何かできることがあれば、力になれればと漠然と思う。