minority’s diary

ゲイなギフテッドの自己記録

記憶の情報

辛い思い出は言葉で、良い思い出は映像で

そんな書き込みをみた。
スレッドに書き込まれた人たちの意見をみて、羨ましいなと思う。
自分は少し過少にして書き込んだけど。

 

本当に本当に辛い思い出は、記憶から消える。
ブラックアウトする。

 

中3のときにレイプされたことは、車に引き込まれたときの次の記憶は、ことが終わった後。
2,3000円を手渡され、家に来ないかと誘われた。
家に来たらもっとあげるからと。
逃げた。

 

小学生の頃に、痴漢にあったときの記憶は、太ももを触られる触り方と、あの目。
それだけ。音も何もない。
感触と目の画像。
音も何もない。
モノクロの世界。

 

学生時代。

相手を満足させられなくて、生きている価値はないくらいに罵倒された声。

画像はない。

 

20代、当時合法ドラッグと呼ばれていたものを、盛られて意識が失われていったときは、スローモーション。
モノクロの世界。
意識が薄れていく時って本当にスローモーションになるんだと思った。
思い出しても、スローモーション。
だけど、これはスローモーションな記憶を通常再生しているだけかもしれない。


辛い記憶は、情報量は少なく保存しているはず。
思い出したくない記憶は封印をするから。


良い思い出は、カラフルで音もあって楽しい映像。
情報量は大きい。
良い思い出は、瞬間的なことを覚えているのではなく、そのときにおきていること全体を覚えている。

 

でも、この良い思い出は、情報量が多いからか、消えていくのも早い。

 

辛い記憶は、情報量が少ないからか、どこかに埋もれていて、突然飛び出してくる。
フラッシュバックとして。

 

でも、そんなこと話しても引かれるだけ。
わかってなんてもらえやしない。